カードローンは、銀行や金融業者で発行を受けられますが、ここでは銀行系のカードローンについて説明します。
銀行系のカードローンの場合、カードを使って、審査により決められた限度枠内であれば、お金を借りることができます。
また、近年は、ネット完結型という方式を採用しているところもあります。
この方法では、インターネットバンキングの仕組みを利用することで、カードを使わなくても、自分の口座にお金を振り込めるようになっています。

銀行のカードローンには個人用と法人用の2種類のタイプがあります。
個人を対象とした銀行カードローンは、無担保型のもので、保証料や保証人が不要となっています。
そして、融資額は、銀行ごと、ローンの商品ごとに異なりますが、審査結果により、最大500万円までの融資が受けられます。
カードローンで借り入れたお金は、使い道は自由となっていますが、どの銀行でも事業資金としての利用を禁じています。

銀行のカードローンは20歳以上の方で、安定した収入があればどなたでも申し込むことができます。
なお、銀行のカードローンに申し込むと、銀行指定の保証会社の審査を受けなければなりません。
審査では、年齢、年収、勤続年数、職業、過去のクレジットカードやローンの利用歴・返済歴がチェックされます。
もちろん、過去に延滞歴などがあれば、カードローンを利用することはできません。

この審査に通過すれば、カードローンにて借り入れが可能となり、保証会社からの保証を受けることになります。
そして、返済不能に陥ったり、延滞があった場合、金融機関へは保証会社が弁済します。
利用者への督促は、保証会社が行うことになります。

銀行のカードローンを作った場合、その銀行の総合口座のキャッシュカードにローン機能を付帯することもできます。
また、ほとんどの銀行では、カードローンを作成した場合、返済用の口座として、その銀行に普通預金口座を開設しなければならないというところが多くなっています。

銀行カードローンの選び方

銀行カードローンは、低金利で、比較的安心して利用できるというメリットがありますが、それぞれの銀行独自のサービスを実施しているところもありますので、いくつかの商品を比較検討して、目的に合ったカードローンを選んでください。

1.融資限度額
銀行カードローンは一般に金利が低めになっていますが、限度額によって金利は大きく異なります。
例えば、三菱東京UFJ銀行のバンクイックは、限度額100万円まで金利11.6%、限度額が400万円~500万円の場合、金利5.1%と開きがあります。

また、みずほ銀行のカードローンの場合、限度額100万円未満であれば、14.0%、400~500万円の場合、5.0%となります。

このように、100万円までの少額の借入の場合、三菱東京UFJ銀行がお得になりますが、500万円とまとまったお金を借りる場合、みずほ銀行が金利は低くなります。
そのため、自分が何の目的でいくら借り入れる必要があるのか、じっくり検討したうえで、借入先を選ぶようにしましょう。

2.やはりメインバンクのカードローンは便利

銀行カードローンは、審査は厳しめになっています。
しかし、メインバンクとして利用している銀行であれば、比較的審査に通過しやすいとの声も多くなっています。
もし、銀行カードローンを検討しているのであれば、自分がメインバンクとして活用しているところを選ぶようにしましょう。

3.サービス内容を比較する

銀行カードローンはそれぞれ、独自のサービスを展開しています。
例を挙げると、銀行のATMコーナーの近くにテレビ窓口を設けて、短時間でカード発行できるサービスを行っているところがあります。

その他、カードローンの返済用口座にて、公共料金の引き落としができなかった場合、自動融資を行うサービスが付加されたものもあります。
このように、様々なサービスを展開しているので、金利ばかりではなく、利便性なども考慮してカードローンを選んでいくと良いでしょう。

銀行カードローンのメリット・デメリット

銀行系のカードローンと消費者金融系のカードローンには、それぞれ特徴があり、メリットやデメリットも存在します。

ここでは、銀行カードローンと消費者金融のカードローンを比較したうえで、銀行系のカードローンはどのような点で優れているのか、消費者金融に比べて劣っている点について解説したいと思います。

銀行系のカードローンは、一般に、消費者金融のカードローンに比べて金利が低く設定されています。
この金利が低いという点が、銀行系のカードローンのメリットの一つとなっています。
銀行や融資内容によっても金利は大きく異なりますが、金利4%台で融資を行っているところもあります。
それから、銀行系のカードローンには、おまとめローンに対応しているところも少なくありません。
もし、複数の業者からお金を借り入れているのであれば、低金利の銀行カードローン1本のまとめることで、毎月の返済額、トータルの返済額を減らすことが可能です。
また、借入先の銀行に総合口座を開設すれば、普通預金口座が残高不足になった場合に、限度額の範囲内で自動的に融資が受けられる場合もあります。
このようなサービスが付帯していれば、万が一引き落とし不能になった時に便利です。

そして、銀行系のカードローンのデメリットといえば、審査が厳しめで、審査にも時間がかかるということではないでしょうか。
実際に、カードローンを利用している方の多くが、銀行のカードローンは審査が厳しいと言っています。
実際に、民間の金融業者のカードローンの審査は問題なく通過しても、銀行系のカードローンは否決になるという方が多いようです。

なお、銀行のカードローンは低金利となっていますが、銀行の中には変動金利を採用しているところもあり、この場合、社会情勢によって金利が高くなることも十分に考えられます。

民間の金融業者は、即日審査に対応するところもあり、申込から融資が受けられるまでに1~2日というところもあります。
しかし、銀行はカードローンが利用できるまでに1ヶ月以上と、かなり時間がかかる所が多くなっています。

総量規制について

総量規制が敷かれたことによって、年収の3分の1以上の額の借入は不可能となりました。
貸金業者では、新規の顧客から申し込みがあった場合、貸付残高が年収の3分の1を超えない範囲で融資しなければならないとされています。
そして、申込の際には、年収よりも、借入残高を入念にチェックしています。

現在、50万円超の融資を受ける場合、または、貸付残高が100万円超となっている場合、所得証明書類を提出しなければなりません。
総量規制が敷かれたことで、借入残高が多い方は、新たな資金調達をしにくくなってしまいましたが、これは多重債務者を生みださないために作られた法律なのです。

総量規制により、グレーゾーン金利がなくなったことは喜ばしいことでしょう。
しかし、総量規制のせいで、急場をしのぐことができずに、最悪の状態に陥ってしまう方は多くなっています。
さらに、闇金、クレジットカード枠の現金化など、極めて危険な方法に縋り付かざるを得ない方も多くなっています。
このように、総量規制による弊害も存在することは事実です。

そして、この総量規制は貸金業法に定められていますが、貸金業法は、貸金業者が適正な運営を手掛けるために制定された法となっています。
この、総量規制は貸金業者にのみ適用され、銀行などのカードローンは、総量規制の対象外になっています。
ということは、銀行のカードローンであれば、年収の3分の1超の借入が可能であるということです。
したがって、銀行のカードローンに申し込めば、貸付残高が年収の3分の1近くまであるとしても、新規の融資を受けられる可能性もあります。
ただし、銀行では慎重に審査を行っており、貸し倒れのリスクが高いお客には融資を行っていません。
銀行は、総量規制の対象外といっても、貸付を受けることは難しいことはしっかり覚えておくようにしてください。

また、申込時に年収を偽ったりすると、後日その事実がバレテしまえば、その場で融資が止められてしまいます。あくまでも年収は正しく申告するようにしてください。